「ホームページを作ったのに、検索してもなかなか出てこない」「SEO対策が大切だと聞くけれど、何から手を付ければよいのか分からない」。滋賀県や関西の中小企業の経営者・担当者の方から、こうした声をよく耳にします。
SEO対策というと専門的で難しい印象がありますが、中小企業でも自社でできることは意外と多くあります。この記事では、SEO対策の基本的な考え方から、中小企業が自社で今日から始められる7つの項目、効果を確認する方法、注意点までを分かりやすく解説します。
SEO対策とは?中小企業こそ取り組みたい理由
SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleなどでWeb検索をしたときに、自社のホームページが見つけてもらいやすくなるよう工夫する取り組みのことです。広告とは違い、検索結果の通常の枠に表示されることを目指します。
中小企業がSEO対策に取り組むメリットは、次のような点にあります。
- 自社のサービスを探している見込み客に、検索をきっかけに知ってもらえる
- 一度作ったページが、公開後も継続して集客の入り口になる
- 「地域名+業種」など、地元のお客様が使う言葉で見つけてもらいやすくなる
- 採用情報を探している求職者との接点も増やせる
大手企業と同じ言葉で上位を争うのは簡単ではありません。しかし、地域や専門分野をしぼった具体的な検索語であれば、中小企業にも十分にチャンスがあります。
SEO対策を始める前に決めておきたい2つのこと
1. 誰に見つけてもらいたいかを決める
最初に、ホームページを見てほしいお客様の姿を具体的にします。「草津市周辺で、社屋の改修を検討している企業の総務担当者」のように、地域・立場・悩みまで書き出しておくと、ページに載せるべき内容が見えてきます。
2. お客様が検索しそうな言葉を書き出す
次に、そのお客様が実際に検索窓に入力しそうな言葉を書き出します。社内で使う専門用語ではなく、お客様の言葉で考えることがポイントです。
| 検索語の種類 | 例 |
|---|---|
| 地域名+業種 | 草津市 工務店 |
| 悩み+解決策 | 社内 書類 管理 効率化 |
| サービス名+地域 | 採用動画 滋賀 |
1つのページには、メインの検索語を1つ決めて内容を組み立てると、何について書かれたページなのかが伝わりやすくなります。
中小企業が自社でできるSEO対策の基本7項目
ここからは、専門的な知識がなくても取り組みやすい基本の7項目を紹介します。
1. ページのタイトルを見直す
ページのタイトルは、検索結果に表示される見出しのもとになる大切な要素です。そのページの内容が一目で分かり、メインの検索語が自然に入っているかを確認しましょう。すべてのページが「トップページ」や社名だけになっている場合は、ページごとに内容に合ったタイトルへ変更するのがおすすめです。
2. ページの説明文を書く
ページの説明文(メタディスクリプション)は、検索結果でタイトルの下に表示されることがある短い紹介文です。ページを開くと何が分かるのかを簡潔に書いておくと、検索した人がクリックするかどうかを判断しやすくなります。
3. 見出しで内容を整理する
本文は見出しを使って段落ごとに整理します。見出しを見るだけで内容の流れがつかめる構成にすると、読む人にとっても検索エンジンにとっても分かりやすいページになります。
4. お客様の疑問に答えるページを増やす
SEO対策の中心は、検索した人の疑問や悩みにしっかり答えるページを用意することです。たとえば次のような内容は、日々の業務の中にヒントがあります。
- お客様からよく聞かれる質問とその答え
- サービスを依頼するときの流れや準備するもの
- 導入前に確認しておきたいポイントや注意点
5. 関連するページ同士をリンクでつなぐ
ブログ記事からサービス紹介のページへ、サービス紹介のページから問い合わせのページへ、と関連するページをリンクでつなぎます。リンクの文字は「こちら」ではなく、「ホームページ制作のサービス内容」のようにリンク先が分かる言葉にしましょう。
6. 画像に説明の文字を付ける
画像には、何が写っているかを短く説明する代替テキスト(alt属性)を設定しておきます。画像が表示されない環境の利用者や、読み上げ機能を使う人にも内容が伝わりやすくなります。
7. スマートフォンで見やすくする
Googleは、主にスマートフォン向けの表示をもとにページの内容を把握する「モバイルファーストインデックス」を採用しています。スマートフォンで文字が小さすぎないか、ボタンが押しやすいか、表示に時間がかかりすぎていないかを、実際に自分の端末で確認してみましょう。
地域のお客様に見つけてもらうためのひと工夫
滋賀県内や関西のお客様を主な対象としている場合は、地域に関する情報をホームページにしっかり載せることも大切です。
- 会社概要に所在地や対応できる内容を正確に書く
- サービスのページに、主に対応している地域を自然な文章で記載する
- Googleビジネスプロフィールに会社の情報を登録し、ホームページと内容をそろえる
- 営業時間や連絡先が変わったら、ホームページとあわせて更新する
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに表示される会社・店舗の情報を管理できるサービスです。ホームページと情報が食い違っていると、お客様が迷ってしまう原因になるため注意しましょう。
SEO対策の効果を確認する方法と注意点
Googleサーチコンソールで状況を確認する
Googleサーチコンソールは、自社のホームページがGoogle検索でどのように表示されているかを確認できるGoogleのツールです。どのような言葉で検索されたか、検索結果に何回表示され何回クリックされたかなどを確認できます。新しいページを公開したら、検索結果に表示されるようになったかもあわせてチェックしましょう。
取り組むときの注意点
- SEO対策は効果が出るまでに時間がかかることが多いため、数か月単位で見守る
- 同じ検索語を不自然に何度も詰め込まない
- ほかのサイトの文章を写さず、自社の言葉で書く
- 検索順位の上位表示を約束するような提案は、内容を慎重に確認する
検索順位は、Googleの仕組みの変化や競合するページの状況によっても変わります。順位だけにとらわれず、問い合わせや資料請求などの成果につながっているかを見ることが大切です。
まとめ:できることから少しずつSEO対策を始めよう
中小企業のSEO対策は、特別な技術よりも「お客様の言葉で、お客様の疑問に答えるページを用意すること」が基本です。この記事の要点を振り返ります。
- 誰に見つけてもらいたいか、どんな言葉で検索されるかを最初に決める
- タイトル・説明文・見出しを整え、ページの内容を分かりやすくする
- お客様の疑問に答えるページを増やし、関連するページをリンクでつなぐ
- スマートフォンでの見やすさと、地域の情報の正確さを確認する
- Googleサーチコンソールで状況を確認しながら、長い目で改善を続ける
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