「ホームページはあるのに、問い合わせがほとんど来ない」「アクセスはあるようだけれど、何を直せばよいのか分からない」。滋賀県や関西の中小企業の経営者・担当者の方から、こうした悩みをよく耳にします。ホームページの問い合わせを増やすには、デザインを一新する前に、お客様が迷わず連絡できる状態になっているかを見直すことが近道です。
この記事では、ホームページから問い合わせが来ない主な原因と、問い合わせを増やすための改善ポイント7つ、問い合わせフォームのチェックリスト、改善の効果を確かめる方法までを順番に解説します。
ホームページから問い合わせが来ない主な原因
問い合わせが少ない理由は、大きく分けると「見つけてもらえていない」「読まれても行動につながらない」の2つです。どちらに当てはまるかで、優先して取り組むことが変わります。
- 見つけてもらえていない:検索結果に表示されない、SNSや名刺などからホームページへの入口が少ない
- 強みが伝わっていない:何の会社で、ほかと比べてどこが良いのかがすぐに分からない
- 連絡方法が分かりにくい:問い合わせボタンが目立たない、ページの最後まで読まないと連絡先が出てこない
- 問い合わせフォームが面倒:入力項目が多い、スマートフォンで入力しにくい、エラーの理由が分からない
- 不安が解消されない:依頼の流れや対応の範囲が書かれておらず、連絡してよいか迷ってしまう
アクセス自体が少ない場合は、検索や外部からの入口を増やす取り組みが必要です。一方で、ある程度アクセスがあるのに問い合わせが少ない場合は、ページの内容や導線、フォームに原因があることが多いと考えられます。
問い合わせを増やす前に確認したい3つのこと
やみくもに手を加えると、何が効果につながったのか分からなくなります。改善を始める前に、次の3つを社内で整理しておきましょう。
1. 増やしたい問い合わせの種類を決める
「見積もりの依頼」「サービスの相談」「資料請求」「採用への応募」など、増やしたい問い合わせを具体的に決めます。目的がはっきりすると、ページのどこに何を置くべきかが決めやすくなります。
2. どんなお客様に問い合わせてほしいかを考える
業種や地域、抱えている悩みなど、問い合わせてほしいお客様の姿を思い描きます。たとえば「草津市周辺で、人手不足に悩む製造業の担当者」のように具体的にすると、伝える言葉を選びやすくなります。
3. 現在の数字を把握する
ひと月あたりのアクセス数、問い合わせ件数、よく見られているページなどを確認しておきます。改善前の数字を記録しておくと、手を加えたあとに効果を比べられます。
ホームページの問い合わせを増やす改善ポイント7選
ここからは、問い合わせを増やすために見直したいポイントを7つ紹介します。できそうなものから取り組んでみてください。
1. ページの最初で「誰の・どんな悩みを解決するか」を伝える
ページを開いて最初に目に入る部分で、何の会社なのか、どんなお客様のどんな悩みを解決できるのかを短い言葉で伝えます。抽象的なキャッチコピーだけでは、自分に関係のある会社かどうかが伝わりにくくなります。
2. 問い合わせボタンを分かりやすい場所に置く
問い合わせボタンは、ページの最後だけでなく、サービスの説明の途中や画面上部のメニューなど、読み手が「相談してみたい」と感じたタイミングで押せる場所に置きます。ボタンの文言も「送信」ではなく「無料で相談する」「見積もりを依頼する」など、押したあとに何が起こるかが分かる言葉にすると効果的です。
3. 電話・メール・フォームなど複数の連絡手段を用意する
すぐに話したい人は電話、時間を気にせず連絡したい人はフォームなど、お客様によって使いやすい手段は異なります。スマートフォンで見たときに、電話番号をタップするだけで発信できるようにしておくと便利です。受付時間もあわせて書いておくと親切です。
4. 依頼の流れと対応範囲を書く
問い合わせのあとにどのような流れで進むのか、どこまで対応してもらえるのかが分かると、連絡へのハードルが下がります。「問い合わせ→ヒアリング→提案→契約」のように手順を示し、相談だけでも問題ないことを伝えると安心感につながります。
5. よくある質問で不安を先回りして解消する
「相談だけでもよいか」「どのくらいの期間がかかるか」「費用はどのように決まるか」など、お客様が気にしやすい点をよくある質問としてまとめます。費用は要件や規模によって変わるため、具体的な金額ではなく「内容をうかがったうえで見積もりを出す」といった決まり方を説明すると誤解を防げます。
6. スマートフォンでの見やすさを確認する
スマートフォンでホームページを見る人は多く、文字が小さい、ボタンが押しにくいといった状態は問い合わせの機会を逃す原因になります。自社のスマートフォンで実際にページを開き、問い合わせまでの操作を最後まで試してみましょう。
7. 問い合わせにつながるページを増やす
お客様の疑問に答えるコラムや、サービスごとの詳しいページを用意すると、検索から訪れる人が増えるきっかけになります。それぞれのページから関連するサービスや問い合わせページへリンクをつなげておくことで、読み終えたあとの行動につながりやすくなります。動画でサービスの雰囲気を伝える方法も、ホームページに動画を掲載する方法で紹介しています。
問い合わせフォームを見直すチェックリスト
せっかく問い合わせボタンを押してもらっても、フォームの入力途中で離れてしまっては意味がありません。次の表を参考に、自社のフォームを確認してみてください。
| 確認項目 | 見直しのポイント |
|---|---|
| 入力項目の数 | 本当に必要な項目だけに絞る |
| 必須と任意の区別 | 必須項目がひと目で分かる |
| 入力のしやすさ | スマートフォンで打ちやすい |
| エラーの表示 | どこを直せばよいかが分かる |
| 送信後の案内 | 返信の目安や次の流れを示す |
| 個人情報の扱い | プライバシーポリシーへ案内する |
とくに入力項目は、最初の問い合わせで聞かなくてもよい内容が含まれていないかを見直しましょう。詳しい内容はヒアリングの段階で確認すれば十分なことも多くあります。
改善の効果を確かめる方法と注意点
改善は一度で終わりではなく、効果を確かめながら少しずつ進めることが大切です。無料で使えるGoogleのツールを活用すると、自社でも状況を把握しやすくなります。
- Googleアナリティクス(GA4):アクセス数やよく見られているページ、問い合わせ完了ページの表示回数などを確認できます。問い合わせの完了など重要な行動は「キーイベント」として設定できます
- Googleサーチコンソール:どのような検索語句でホームページが表示・クリックされているかを確認できます
- 問い合わせ内容の記録:問い合わせの際に「何を見て連絡したか」を聞き、社内で記録しておくと、効果のあった取り組みが分かります
取り組むときは、次の点に注意しましょう。
- 一度に多くの箇所を変えず、変更した内容と日付を記録しておく
- 数日で判断せず、ある程度の期間をおいて変化を比べる
- 「必ず」「日本一」など根拠のない強い表現は、景品表示法などに触れるおそれがあるため避ける(判断に迷う場合は専門家に確認する)
ホームページ全体の見直し方については、リニューアル前に確認したい5つのポイントもあわせてご覧ください。
まとめ:お客様が迷わず連絡できるホームページを目指そう
ホームページの問い合わせを増やすためのポイントを振り返ります。
- まずは「見つけてもらえていない」のか「行動につながっていない」のか、原因を切り分ける
- 増やしたい問い合わせの種類と、問い合わせてほしいお客様の姿を決める
- 問い合わせボタンの位置や文言、連絡手段、依頼の流れを見直す
- 問い合わせフォームは入力項目を絞り、スマートフォンでの使いやすさを確認する
- Googleの無料ツールや問い合わせ内容の記録で、効果を確かめながら改善する
株式会社FLCアドバンスでは、事業内容やお客様の強みを丁寧にヒアリングし、「問い合わせ」「採用」など目的達成までの導線を意識したホームページを制作しています。既存サイトの改善やリニューアル、公開後の更新のご相談にも対応しています。詳しくはWEB制作サービスのページをご覧ください。
「自社のホームページのどこを直せばよいか分からない」という段階でも構いません。費用は要件や規模によって変わるため、まずは問い合わせページからお気軽にご相談ください。