「自社の魅力をうまく説明できない」「ホームページの文章だけでは会社の雰囲気が伝わらない」と感じていませんか。そんなときに役立つのが会社紹介動画です。ただ、いざ作ろうとすると「何から始めればよいのか」「どんな構成にすれば伝わるのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中小企業の経営者や広報・総務の担当者に向けて、会社紹介動画の作り方を目的設定から構成づくり、撮影準備、公開後の活用まで順を追って解説します。初めて動画を作る方でも進め方がイメージできるよう、チェックポイントや注意点もまとめました。
会社紹介動画とは?中小企業が取り入れたい理由
会社紹介動画とは、企業の事業内容や強み、働く人の様子、大切にしている想いなどを映像でまとめたものです。営業や展示会、ホームページ、採用活動など、さまざまな場面で「会社の名刺」のような役割を果たします。
中小企業が会社紹介動画を取り入れたい主な理由は次のとおりです。
- 文章や写真だけでは伝わりにくい雰囲気や人柄を、短い時間で届けられる
- 営業や商談の場で、毎回同じ品質で会社の説明ができる
- ホームページやSNSなど、一度作れば複数の場面で使い回せる
- 取引先だけでなく、求職者や地域の方にも会社を知ってもらうきっかけになる
特に、知名度ではまだ大手企業に及ばない中小企業にとって、「どんな人が、どんな想いで仕事をしているのか」を見せられる点は大きな強みになります。動画を情報発信に取り入れるメリットについては、企業の情報発信に「動画」を取り入れる3つのメリットでも紹介しています。
会社紹介動画の作り方は「目的・ターゲット・使う場面」から
会社紹介動画づくりで最も大切なのは、撮影の前に「何のために作るのか」をはっきりさせることです。目的があいまいなまま進めると、内容を詰め込みすぎて結局何も伝わらない動画になりがちです。まずは次の3つを整理しましょう。
1. 目的を決める
新規の取引先を増やしたいのか、既存のお客様からの信頼を高めたいのか、採用につなげたいのかによって、見せるべき内容は変わります。目的は1つか2つに絞るのがおすすめです。採用を主な目的にする場合は、採用動画の作り方の記事も参考にしてください。
2. 誰に見てほしいかを決める
見てほしい相手を具体的に思い浮かべます。たとえば「滋賀県内で取引先を探している製造業の購買担当者」のように、業種や立場まで想定すると、使う言葉や見せる場面が決めやすくなります。
3. どこで使うかを決める
使う場面によって、適した長さや画面の向きが異なります。主な使い方と、意識したいポイントを整理しました。
| 使う場面 | 長さの考え方 | 意識したい点 |
|---|---|---|
| ホームページ | 短めにまとめる | 最初の数秒で内容を伝える |
| 営業・商談 | 説明に合わせて調整 | 資料と内容をそろえる |
| 展示会 | 短い内容をくり返し流す | 音がなくても伝わるようにする |
| SNS | 短く区切る | 縦型など掲載先に合わせる |
1本の長い動画を作るよりも、メインの動画をもとに用途別の短い動画を切り出すと、さまざまな場面で活用しやすくなります。
伝わる会社紹介動画の構成例
目的と見てほしい相手が決まったら、動画の流れ(構成)を考えます。会社紹介動画の構成には決まった正解はありませんが、次のような流れにすると内容が整理され、見る人にとって分かりやすくなります。
- オープニング:会社名とひと言で伝えたいメッセージを示す
- 課題や想い:どんな課題を解決したいのか、創業の想いや理念を伝える
- 事業内容と強み:何を提供している会社なのか、選ばれる理由を具体的に見せる
- 働く人と現場:社員の表情や仕事の様子、職場の雰囲気を映す
- エンディング:今後の目標と、問い合わせ先や見てほしいページを案内する
構成を考える際は、紙に1シーンずつ「映像の内容」と「ナレーションやテロップ」を書き出しておくと、撮影漏れを防げます。また、伝えたいことを1つの動画に詰め込みすぎないことも大切です。どうしても伝えたい情報が多い場合は、事業紹介と社員紹介を別の動画に分けるなど、テーマごとに分割する方法もあります。
なお、文字情報はテロップで補うと効果的です。SNSなどでは音を出さずに動画を見る人もいるため、ナレーションの要点をテロップでも表示しておくと、内容が伝わりやすくなります。
撮影前に準備しておきたいチェックポイント
撮影当日になって慌てないよう、事前に次の項目を確認しておきましょう。準備をしっかり行うほど、撮影はスムーズに進みます。
- 構成表や撮影するシーンの一覧ができているか
- 出演する社員と、インタビューで話してもらう内容が決まっているか
- 出演者や映り込む人から、撮影と公開の了承を得ているか
- 撮影場所の整理整頓ができているか(書類や掲示物の映り込みにも注意)
- 取引先の情報や機密情報、個人情報が映り込まないよう配慮しているか
- 業務への影響が少ない撮影日時を社内で調整できているか
特に注意したいのが、肖像権や著作権への配慮です。社員であっても、映像の公開には本人の了承を得ておくと安心です。また、BGMや画像素材は利用規約を確認し、商用利用が認められているものを使いましょう。判断に迷う場合は、専門家に確認することをおすすめします。
完成後の活用方法と見直しのポイント
会社紹介動画は、作って終わりではありません。公開後にどう活用するかで、得られる効果は大きく変わります。主な活用先は次のとおりです。
- ホームページのトップページや会社概要ページに掲載する
- 営業メールや提案資料に動画へのリンクを添える
- 展示会のブースや会社説明会、来客時の待合スペースで流す
- YouTubeやSNSで公開し、短く編集したものを定期的に発信する
公開後は、再生回数や視聴された時間、動画を見た後の問い合わせの増減などを定期的に確認しましょう。最後まで見られていない場合は、冒頭の見せ方や動画の長さを見直すきっかけになります。
また、事業内容や社員の顔ぶれが変わったときは、動画の内容と実際の会社にずれが生じていないか確認が必要です。内容が古くなった場合は、一部のシーンだけを撮り直して更新する方法もあります。動画をホームページに組み込んで活用したい場合は、WEB制作とあわせて検討すると、サイト全体で会社の魅力を伝えやすくなります。
まとめ:会社紹介動画は目的と構成づくりが成功の鍵
会社紹介動画の作り方のポイントを振り返ります。
- 撮影の前に「目的・見てほしい相手・使う場面」を整理する
- オープニングからエンディングまで、伝わる流れで構成を考える
- 出演者の了承や素材の権利、映り込みなど撮影前の準備を徹底する
- 公開後は活用先を広げ、反応を見ながら内容を見直す
会社紹介動画は、自社の想いや強みを分かりやすく伝えられる心強いツールです。一方で、構成づくりや撮影、編集を社内だけで進めるのは負担が大きいと感じる方もいるでしょう。
株式会社FLCアドバンスでは、企業・サービス紹介動画をはじめ、採用動画やSNS向けショート動画まで、企画・構成から撮影・編集までワンストップで対応しています。掲載先に合わせた長さや画面サイズでの仕上げ、ホームページへの組み込みまでご相談いただけます。詳しくは動画制作サービスのページをご覧ください。「まずは何から始めればよいか相談したい」という段階でも、お問い合わせからお気軽にご連絡ください。